多額の奨学金借りてまで行く価値のある大学はほとんどない日本
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アジアや海外で働く、海外インターンシップ, アジア移住、生活の知恵, 英会話、アジア留学
海外で働くまでは、教育関係で仕事をしていたこともあるので、下のようなニュースを見ると本当に悲しくなります。
延滞者17万人「奨学金」に追い詰められる若者たち
日本は先進国の中では、高等教育に支出される財政資金は少ないのです。そのため、学費は親の負担がほとんどとなってしまっています。
これは高齢化社会のため、国家予算の大半が社会保障(要するに老人)に向かってしまい、大学生への補助が乏しいことが大きな原因になっているのですが、大学の学費が年々上がっていることも大きな原因でしょう。
デフレで物価も給料があがらないのに、大学、特に私立大学の学費は年々あがっています。
この要因はいろいろあるのですが
・大学卒業しなければいい会社に就職できないため、大学側が足元を見て学費を値上げしている。
・教職員が高齢化しており、年功序列なので人件費が高くなっているため。
・少子化で受験生が減少しており、受験料収入が減少している。それを補うため。
・付属高校など系列の学校が生徒募集に苦しんでおり、その収入の減少の穴埋めをするため。
といった要因が主な要因と思います。通常のサービスと違うのは、学費があがったからといっていい就職ができるとは限らないということです。あくまで、大学側の都合で値上げがされているだけです。
教育業界で働いていて思ったのですが、はっきりいって日本には大学が多すぎます。行く価値のない大学が大半だと思いますね。
行く価値のありなしというのは、教育費と言う投資を、卒業後の就職で回収できる大学という意味です。
そういうわけで、私が行く価値があるなと思う大学は、旧帝国大学、国公立大学の理系、私大ならせいぜい6大学クラスまで。後の大学は正直いってかかった教育費が回収できるかどうか疑問です。
中にはお買い得と思うような大学もあります。例えば下のような大学ですね。
海外で活躍できる国際的人材を目指す大学選び。年収500万円世帯、偏差値55の生徒におすすめの大学は?
上であげた大学でも、くだらない講義(就職したあとに役立つ技能に結び付かない講義)は最小限にとどめ、その時間は英語や中国語の勉強にいそしむなり、留学生との交流をするなどに使うべきです。
とにかく、外国語の習得はマストだと言えるでしょう。国際的に働ける資格(医師、看護師など)以外の日本でしか役に立たない資格の勉強は時間の無駄です。
難関資格と言われている弁護士、公認会計士、歯科医師の年収を調べてみたら、私が申し上げている意味はわかるでしょう。
そんなものを勉強するのに使う時間やお金があったら英語を身につけましょう。
今、大学生くらいの年齢だとして、将来の日本社会、そして国際情勢を考えれば、おのずと何をすればいいかわかります。
とにかく、将来の人生を縛るような借金をしてはだめです。奨学金という名前の借金をしてまで行く価値のある大学は日本にほとんどありません。
20年後の社会を予測して学生生活を送りましょう。大事なのは、就職先も間違えないことです。どんなに大企業でも日本がビジネスの中心という会社には将来性がないと知るべきでしょう。(公務員は除きます)
20年後はどうなっているか。
20年後を予想してみましょう。
日本は高齢化が進展して。国民の40%近くの人が65歳以上ということになり、若者は少ないです。安楽死法などが成立しない限り、高齢者の生活費や医療費が、働く人の稼ぎから賄われることになります。税金や社会保険という形で。
今も消費税をはじめとした各種税金、そして社会保険の高さを嘆いている人は多いと思いますが、今後ますますその負担は高くなります。
日本はますます貧しくなるのです。高齢者が多い社会というのは政治も彼らの声を優先する政治になります。そうでないと選挙で落ちますからね。
ますます、若い人には住みづらい世の中ということになります。
日本が幸運なのは、成長著しいアジア諸国が近隣にあることです。現在の爆買いやたくさんやってくる外国人観光客を見ればわかりますが、商売の相手は外国人が中心になるでしょう。
日本人は税・社会保険負担で貧しくなるので、日本人相手の商売だけではやっていけなくなります。
中国・韓国も少子高齢化がむごくなりますが、東南アジアの人口は6億人、インドは12億人で、人口構成も若いです。これらの国々が成長センターとなり、仕事をする場の主戦場になるでしょう。
やっかいなのは、中国人や韓国人の若者と就業機会を争うことになるだろうということです。東南アジアやインドのビジネス上の共通語は英語ですから、英語ができなければ話になりません。
とにかく、大学卒業までには、英語は最低話せるようになっておきましょう。東南アジアの若者たちは当たり前のようにやっています。
大学は卒業しておいたほうがいいか
奨学金を借りたり、最近の女子大生は風俗で働いて学費を稼いでいるという子もいると聞いています。こんなことまでしていく価値のある大学はほとんどないと思うのですが、それでも、大学は卒業しておいたほうがいいでしょう。
というのは、大学を卒業しておかないと、海外で働くのは難しいからです。どこの国も外国人に働いてもらうのは高度人材しか来てほしくないという立場です。自国の国民の雇用が第一ですので。
そして、高度人材か否かを判断するのは、最低でも大学を卒業しているか。ということが判断材料になっています。
ですので、進学する大学はよく選びましょう。海外で働く機会がないというのは、今後の人生にとって大きなデメリットとなるでしょう。
場合によっては、高卒でワーホリなどでオーストラリアなどに行き、真面目に勉強しつつお金を稼いで正式留学に切り替えるという方法もあります。
オーストラリアは日本よりも高い時給が稼げる可能性もあるのです。学費を稼いでからアジアの大学に留学するという方法もあるでしょう。
裏技というか今後のおすすめは、成長著しい新興国の大学に行くことです。アルバイトなどに制限はあるかもしれませんが、概して日本よりも生活費も学費も安くなります。
例えば、私の住むベトナムですと、学費は1年で500ドルから1000ドル。生活費も月に500ドルもあれば十分でしょう。
日本の大学生でも仕送りに苦労する主婦の方にも、時間も場所も選ばないネットを使った内職、いわゆるクラウドソーシングを使えば、頑張れば月5万円くらいは稼げます。
例えば、簡単在宅ワークで小遣い稼ぎのサグーワークス
や、文章作成多数![シュフティ]
があります。
記事を書いて稼ぐサグーワークスには、1記事1000円以上稼げる高単価案件専門の高単価の在宅ライターサービス【サグーライティングプラチナ】
もあります。
これなら月5万円稼ぐためには1か月に50記事書けばいいのですから、1日2記事程度かければ、十分達成可能ですね。
勉強に忙しい学生の方には重宝するでしょう。物価の安いアジア新興国の大学に通いつつ、給料の高い日本で稼げるというわけです。
日本の私立大学に借金したり風俗で働いてまで行くくらいなら、こうした大学に進学したほうが長い人生を考えたらそちらのほうがよさそうだと思いませんか?
学生時代からその国になじんで友人(人脈)ができ、政府のお偉方の子息と学友になれたりするのです。今後の日本と国際情勢を考えたら、どちらが幸せでしょうか?
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