トルコ、イスタンブールで自爆テロ。犯人はシリア難民、イスラム国(ISIS)の可能性
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アジアで起きた事件、危機管理, トルコの事情
トルコのイスタンブールで自爆テロとみられる爆発事件があり、少なくとも10名が死亡し、15名がけがをしたと発表されています。
İstanbul blast thought to be act of Syrian suicide bomber, says Erdoğan
場所はイスタンブールで有名な観光地、スルタンアフメット広場です。周囲にトプカプ宮殿、ブルーモスクやアヤソフィア聖堂など歴史的建造物があつまり、観光客が最初に行く場所でしょう。
私も15年前にイスタンブールに旅行にいったのですが、美しいモスクやボスポラス海峡のクルージングなど忘れられない思い出です。もちろんこの広場にも立ち寄っています。
こんなところでテロが起こるとは、本当にうっかり観光にも行けなくなった時代になったと痛感させられます。
そして、トルコのエルドアン大統領は、この自爆テロの犯人を、シリア出身の人間だと非難しました。
トルコ首相は、急きょ安全保障会議を招集し、対策を検討しています。また、この自爆テロで亡くなった人の大半は外国人とのことです。
けが人にはドイツ人、ノルウェー人、ペルー人、そして韓国人が含まれているとのことです。
そして、自爆テロの実行犯はシリア出身の28歳の男性ということがわかっています。
また、この事件の背景には、イスラム国(ISIS)が関係している可能性が高いと指摘されています。
ドイツのメルケル首相もコメントを発表し、テロと対決しなければならないと述べています。ドイツ人観光客も犠牲になっています。
ドイツ政府は、ドイツ国民に警報を発表し、人込みを避けること、また、トルコのどこでもテロが起こりうる可能性があることについて注意喚起をしています。
デンマークやオランダもドイツと同様の対応をしています。そして、EUは、トルコへの支援をすると発表しています。
トルコもイスラム国(ISIS)を攻撃し、敵視されていますし、シリア難民が大勢やってきているところでもあります。
イスタンブールはもう一度行きたいところだったのですが、私が生きている間に、再びこの地を踏むことができるでしょうか?
また、フランスのテロも大規模テロのあともテロが起こっています。しばらくは警戒が必要でしょう。
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