バングラデシュで日本人殺害される。イスラム国(ISIS)の犯行声明はあったが。。真犯人は?

公開日: : アジアで起きた事件、危機管理

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2015年初頭、日本で大きなニュースとなったのは、イスラム国(ISIS)が人質だった後藤さん、湯川さんを殺害した事件でした。

イスラム国(ISIL)は、その残虐性などは知られていたものの、どこか、遠くの外国で起こっていることと、どこか他人事だったわけですが、この事件は、日本人にとっても、決してこうしたテロ組織が他人事ではないと思わせた事件だったのではないでしょうか。

しかし、イスラム国(ISIS)の本拠地はイラクやシリアで、それ以外の国での活動により、日本人に危害がくわわるというケースはありませんでした。

ところが、バングラデシュで、日本人が殺害されるという事件が起きてしまいました。
Unidentified assailants kill a Japanese national in Rangpur

亡くなったのは、ホシクニオさんという方で、犯行現場は、バングラデシュ北部のランプールというところです。

警察によると、事件が起きたのは10月3日の午前11時ごろで、マスクをつけた犯人たちに撃たれたということです。ホシさんは、農場に向かっているところでした。

警察によると、事件が起きたのは10月3日の午前11時ごろで、マスクをつけた犯人たちに撃たれたということです。ホシさんは、農場に向かっているところでした。

ホシさんは、今年の5月にバングラデシュに入国し、農場を借りて農業をやっていたとのことです。また、ランプルに家を借りて住んでいたとのことです。そして、毎日、農場に行っていました。

その後、イスラム国(ISIS)の関係者とみられるところからホシさん殺害に関する犯行声明が出されたとのことです。
Islamic State claims responsibility for killing Japanese national in Bangladesh

9月28日にもイタリア人が同じような手口でバングラデシュでは殺害されており、このときもイスラム国からの犯行声明がありました。

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今回のホシさんの事件についても、公式ツイッターアカウントで、犯行声明が出され、さらに今後も同じようにテロを行うと警告しています。

声明で、イスラム国(ISIL)は、次のように述べています。
「これからも、十字軍連合国に対する防衛戦はつづくだろう。非ムスリムは、ムスリムの国では安全ではなく、生命もないだろう」

イスラム国からすると、欧米諸国や日本は十字軍連合国ということになるんですね。

さて、その後、バングラデシュ警察は、4人の容疑者を拘留したとのことです。
Police detain four for questioning over killing of Japanese national in Rangpur

容疑者たちは、バラという58歳の男性とその義兄弟のヒラという48歳の男性、他2人です。

バラ容疑者は日本に滞在歴があり、被害者のホシさんとも長年の知り合いだったとのこと。ホシさんはバラ容疑者の家を借りていました。

また、このバラ容疑者の兄弟は2人おり、ホシさんはこの2人を知っていました。そして、バラ容疑者の家族は、ホシさんの農業を手伝っていたとのことです。

ヒラ容疑者は、ホシさんの隣に農場を持っており、そこで農業をし、いつもホシさんと一緒に農場に行っていたそうですが、殺害された日だけ、一緒に行っていなかったとのことです。

この容疑者たちは、イスラム国(ISIS)と関係が本当にあるのでしょうか?

私には、容疑者たちはホシさんの農業ビジネスを乗っ取ろうとしたのに過ぎず、イスラム国とは関係なさそうに見えるのですが。

しかし、もしも容疑者たちが、イスラム国(ISIS)と関係があるとすれば、イスラム国とつながりがある可能性のあるバングラデシュ人が、日本にいるかもしれない。ということになりますね。

このバラ容疑者の2人の兄弟が日本に現在も住んでいるということですから。

海外で起業をしようとすると、どうしても現地の人たちとの協力は必要になりますが、信用できる人を探すのは本当に難しいことですね。

まだ、犯人と確定したわけではないようですが、容疑者たちがもし真犯人だったとすると、長年付き合いのあった人にさえ殺害されることもあるということですから。

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