インドネシアのATMでキャッシュカードやクレジットカードを使うのは危険か?

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東南アジアでは、ATMからスキミングをするギャングがはびこっており、彼らは巧妙な手口で、キャッシュカードやクレジットカードから情報を盗み出し、カードをコピーしてしまいます。

日本人が多い、タイ、バンコクのスクンビットでも被害は報告されておりますし、私の住むベトナムのホーチミンでも当局が警告を発しています。

これは意外と深刻に受け止められており、このあいだなど、よくいくカフェのおじさんに真顔でどうしたら防げると聞かれました。

インドネシアではどうなのだろうと事情を調べていたら、次のような事件があったことがわかりました。
Police Bust ATM Skimming Racket

2014年の話ですが、インドネシア警察が、ATMでスキミングを行っていたマレーシアのギャング団を逮捕したというのです。

このギャング団は、ATMのスキミングを通して10万ドル以上のお金を盗み出していたというから驚きです。

彼らの手口は、ATMカードから情報やPIN(暗証番号)を盗み出す機械を使っていたというもので、被害にあった人は112名、スキミングの対象となったのは、インドネシア最大級の銀行であるBank Central Asiaだったとのことです。

彼らはインドネシアのバタム島のフェリー船着き場でつかまるまでに、インドネシア各地のバンドゥンやジャカルタ、メダンそしてバタム島で暗躍しており、彼らはちょうど、船でインドネシアからマレーシアに戻るところを逮捕されました。

彼らの逮捕につながったのは銀行からの報告だったのですが、報告によると、不審なお金の引き出しがインドネシア各都市の病院のATMで行われていることがわかりました。

各ATMに備え付けられているカメラの映像を解析したところ、スキミングする機械がこれらのATMに取り付けられていることが発覚したということです。

警察によると、これらのギャング団は、スキミング装置をキャッシュカードの出し入れ口に設置して情報を読み取り、さらに、隠しカメラで、利用者がお金を引き出すときに入力するPINを読み取るという手口を使っていたとのことです。

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こうした盗み出した情報でキャッシュカードを偽造し、別のATMでお金を引き出していたということでした。

つかまったマレーシアのギャング団は21名にのぼり、うち18名は男性で、女性は2名、そして子供まで含まれていたということです。

また、銀行の頭取は、被害者には銀行が被害金額を補償すると表明しています。

これはインドネシアのATMスキミングの事件でした。東南アジアはいたるところにATMがあり、便利は便利ですが、あんなところに設置して大丈夫かなと思うようなところにもあります。

そして、警備のうすいATMを狙って、このようなギャング団が暗躍しているのです。

そういう意味では、インドネシアに限らず、東南アジアでは、できれば銀行のキャッシュカードやクレジットカードは使いたくないのですが、生活者はそういうわけにもいきません。警戒して使わなければなりません。

逆に、短期間しか海外にいない旅行者は、できればキャッシュカードやクレジットカードを使わずにすませたほうがいいということになります。

一番いい方法が、旅行で使うであろうお金を先に入金しておき、銀行のATMからお金を引き出せるプリペイドカードです。もちろん暗証番号は設定しておきます。
JTBが出している世界中で使えるキャッシュカード「MoneyT Global」があります。

このカードの主なメリットとしては、
・為替手数料が、通常よりも安い
・年齢制限なし、クレジットカードが作れない人でも作れる。
・24時間体制でサポートがある。

ということです。多めに入れておき、使い残したら日本で出金したらいいわけですし、万が一なくしても、日本に帰国したときに、(暗証番号も拾った人にばれていて引き出されない限りは)お金はそのままというわけです。

紛失した場合にそなえて、複数の手段を組み合わせるべきですが、手段のひとつとしておすすめの方法です。

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