墜落事故の原因、真相がわかりつつあるエアアジアQZ8501機

公開日: : アジアの病気・事故

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162名の人が命を失った、2014年末に起きたエアアジアの墜落事故は、海外旅行の好きな私にも大ショックだった事件でしたが、機体も発見され、事故の原因の究明が進んでいるようです。

AirAsia flight QZ8501: Captain left seat before jet lost control, say sources

 

飛行機墜落事故の調査にくわしい2人の専門家が、事故の真相について次のように語っています。

 

エアアジアは墜落の前に、嵐を避けようとして、飛行機の高度を上げましたが、そのとき、どうやら機長は操縦席から離れていたようです。

飛行機の高度を非常にあげるという行動は通常の状況ではないのですが、それに加えて、パイロットが席から離れて、副機長に操縦を任せるということもまた異常事態です。

副機長は、機長よりも経験が少なく、飛行機を操縦していてコントロールを明らかに失ってしまい、機長が席に戻ったときには、時すでに遅しだったとのことです。

 

エアアジアQz8501の事故原因の究明については、機体のメンテナンス状況や、手続き、訓練状況について調査の焦点は当たっています。インドネシア政府は、事故の真相を確定させるには、まだ早すぎると述べています。

 

この機体は、墜落事故の前に1週間以上も、航空制御コンピューターのメンテナンス不良の問題を抱えていました。そして、この機長は,欠陥を抱えたデバイスを備えた同じ飛行機で、事故の前もフライトしていたと関係者が証言しています。

 

エアアジアは、現在調査中の案件のため、公式にコメントは出していません。

 

ロイターは、今週フライトオーグメンテーションコンピューター(FAC)のメンテナンスに問題があり。そして、その問題への機長の対応が、調査の焦点になっていると報じています。

 

またブルームバーグは、機長はこのコンピューターをリセットしようとした後、その電源を落とすためにサーキットブレーカーを落としたと報じています。

 

この問題に詳しい人は、このような行動をとったのは、経験の浅い副操縦士ではなく、経験豊富なインドネシア人機長だろうと述べています。

 

このコンピューターの動作が不能となった状態は直接的には飛行機の航行には影響しなかったでしょうが、(悪天候に対する)機体の防御機能は低下しただろうと考えられます。

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高度が非常に高い、操作がデリケートな場面で、経験の少ない副操縦士が操縦しているということも重なり、このことが機長にッ飛行機を安全な状態に戻すことを妨げたと考えられるとのことです。

 

コンピューター(FAC)の電源を落とすという機長の行動は、調査にあたっている人を驚かせています。

というのは、通常の操作では、このコンピューター(FAC)のリセットをするのは操縦席頭上のボタンをただ押せばいいだけであり、操縦席から離れる必要はないからです。

 

匿名希望の飛行機のパイロットによると、FACをリセットするのは可能だが、FACの電源をすべて落とすというのは通常の操作ではないとのことです。そして、よほど異常な状態でないと、FACの電源を落とすというのはありえないとしています。

 

このFACの電源を落とすという行動をとったことは事故の原因究明に重要なことです。というのは、そのために機長が操縦席を離席しなければならなかったからです。

 

FACのサーキットブレーカーは副機長の席のすぐ後ろの壁にあり、機長席にすわったままでは操作できません。

 

その直後、飛行機を操縦していた副機長は急激に高度をあげました。専門家によると、機長の行動が副機長を驚かせたのだろうとしています。機長は席を離れていたので、航行を元の状態にすぐに戻せる状態になかったと述べています。

 

しかし、現時点ではこれを裏付ける証拠は見つかっていません。

 

専門家によると、飛行機の墜落事故は、ひとつの原因だけではなく、複数の通常ではない要因が重なって起こるものであり、ひとつひとつの要因は必要条件だが、事故の原因を説明するには十分な条件とはならない。と説明しています・

 

悪天候という悪い条件はありましたが、もしも、FACのメンテナンスが不十分で、それが放置されたままだったということなら、エアアジアの管理体制にも問題がなかったということにはならなそうですね。

事故原因の究明が進むことを見守りたいと思います。

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