婦女暴行の多いインドのエイズ事情

公開日: : 最終更新日:2015/01/13 アジアで起きた事件、危機管理, アジアの病気・事故, インドの事情

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インドでは、女性暴行事件が多発しています。

下の記事では、日本人の女子大生がインドで3週間も監禁されて、乱暴されたという事件が起きたという事件と、そうしたことが起きるインド特有の事情についてご紹介しました。
22歳日本人女子大生が襲われた!インドで婦女暴行事件が多い10の理由

この事件だけではなく、ちょっと前にはインド旅行中のイギリス人女性が同じように暴行されたり、安全がひとつの売り物のUberの契約したタクシーでも、運転手がインド人女性客に乱暴するという事件が起きています。
インドでUberタクシーの25歳女性客、運転手に乱暴される

このような女性への乱暴が頻発するのは、インドに残るカースト制度がひとつの原因となっているそうです。たとえば、カーストの最下層の不可触民層の女性に対して、カースト上位の男性は暴行を含め、何をしてもいいという風習さえあるとのことです。

インドはかなり男尊女卑の文化が強い国だと言えます。子供ができたときに女の子だとわかると、中絶するという夫婦も珍しくなかったため、男性と女性のバランスが大きく崩れました。

この結果、男性の欲求を満たす機会が男女比が1:1の国よりも少なくなっていることが、このような痛ましい事件が起きているひとつの原因となっているとのことです。

カースト制度の是非については、他国の文化なのでとやかく言うことはできませんが、日本人の一般的な感覚とは明らかに違うことが、インドの常識ということは間違いありません。

婦女暴行事件で怖いのは性病をうつされること

女性への暴行とは、男性が暴力を使って強制的に肉体関係をもつことに他なりません。

女性の受ける肉体的・精神的ショックは男性の私には想像できないほどつらいものだと思いますが、こういう場合にこわいのは、妊娠する可能性はもちろん、性病、エイズを強制的にうつされる可能性があるということです。

このような男性が、気を使って衛生用具を使うとは考えにくいでしょう。

それでは、この婦女暴行が多いインドのエイズの状況はどうなのでしょうか。
India has 3rd-highest number of HIV-infected people: UN

インドは世界3番目にエイズの多い国

この記事によると、インドは210万人という、世界3番目にエイズ患者が多い国です。

アジア太平洋地域はエイズ患者がアフリカと並んで多い国ですが、特に中国、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマーはエイズ患者が多く、それぞれの国の90%以上の地域にエイズ患者が住んでいます。

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インドについては、エイズ患者のうち、36%しか治療を受けておらず、51%の人がエイズに関連した病気で亡くなっています。

そして、新規患者数は減っているものの、依然としてアジア太平洋地域の新規エイズ患者のうち38%がインド人ということです。

インド人で性サービスを提供する女性のエイズ有病率は減少しているものの、それでも2013年で2.7%の人がエイズ患者です。

また、これらの女性のエイズ患者が増えているのは、アッサム、ビハール、マディヤ・プラデーシュ州です。

アジアでは肉体関係のときに衛生用具を買う金を惜しむ人が多い

さて、このような婦女暴行を行うような不逞の輩は、過去にどんな女性と関係をもってきたかわかったものではありません。

中には、衛生用具を買うお金を惜しんで、衛生用具を使わずに行為をするのが普通だという男もいるでしょう。

そのような男性に乱暴されるというのは、女性にとって考えただけでも恐ろしいのではないでしょうか。

インドではどうだか知りませんが、色黒の人が多いアジア諸国では、色白の日本人や欧米人女性は男女から憧れの対象であることが多いのです。おそらく、色が黒い人の多いインドも事情は同じでしょう。端的に言うと、狙われやすいということです。

危険な国はインドだけではありませんし、インドに行くのはやめろとは言いませんが、こうしたことも頭に入れて、警戒しながらインドは旅行したいものです。

アジアでエイズになりやすいのは日本人男性

とはいえ、インドに限らず、アジア諸国でエイズにかかってしまう可能性が高い日本人は、実際には、女性よりもむしろ男性のほうが多いでしょう。

エイズは、初期症状はだるさや熱、のどの痛みなどを感じ、しばらく無自覚期間が5年から10年ほどあり、発症してしまうとアウトという病気ですが、最近は発症を遅らせるような治療法も出てきました。

うっかり快楽に負けてしまい、アジア諸国で危ない遊び方をしてしまったという身に覚えのある方は、早めに検査をしましょう。

ちなみに肉体関係によるエイズの感染率は、女性が0.1%、男性が0.05%くらいです。

なかなか病院や保健所に検査に行くのは勇気がいるものですし、時間がないという方もいるでしょう。

そういう方には、自宅でできる性感染症検査セットをつかったエイズ検査の方法があります。しかも匿名で検査できます。

エイズは自分だけでなく、将来の愛するパートナーを傷つける可能性もある病気です。身に覚えのある方は、早めに検査しましょう。

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